Aloestelic Site 3rd Edition

Twitterで書くと早口すぎて気持ち悪くなるとき用

アイドルマスターXENOGLOSSIA

はやぶさ帰還で宇宙ロマンの機運が盛り上がってきた,ということで隕石破砕アニメ「アイドルマスターXENOGLOSSIA」を借りてきたよ!

当たりの部類のB級エンターテインメントだった.よく言われる「アイマスでなければ良アニメ」という評も納得.給料が倍だったらDVD揃えるレベル.

もちろん,シリーズ構成が花田先生だから整合性とかその辺はある程度度外視する必要があるけれど,深夜アニメの脚本としては最低限度より文化的.

序盤で衝撃の登場と衝突,中盤で仲間意識の醸成と仲間割れ,終盤で大量破壊兵器が登場,同時に不要なネームドキャラがおざなりな感じで死亡.最終的に対立とかその辺をなぁなぁにして世界のために頑張りましたで〆.とまぁ,典型的なまでの「最近のサンライズのロボットアニメ」.
だがそれらの作品の中で本作がエンターテインメントとして優れている点をあげるとすれば,お為ごかしがないこと(8スタに何をか言わんではあるんだが).紛争や人種問題などのデリケートな問題に足を突っ込み,それを出汁に悲惨な殺し合いを見せたあとに答えなんかないんだとか言ってごまかす……なんていうような不誠実な行為はここにはない.キャラクターがみんな私情だけで動く,B級アニメはそれでいい.流血表現のためのエクスキューズだったとしても,アニメに床屋政談の発起点なんて要らないんだ.