百花繚乱 サムライガールズ 第6話

百花繚乱とクェイサーどこで差がついたか……

百花繚乱からは残念なことに真剣な頭の悪さが伝わってこなくなってしまった．おかしい．頭の悪さの位相が自分とずれてしまったのか．これではただのちょっとエロくてくぎみーが出てるだけのアニメではないか．

今回一番面白かった兼続の顔にシャンプーをぶっかけるシーンでも，それに対する物語上の必然性が感じられない．商業上の必然性は痛いほどにわかるんだけどそうじゃないよね．どんな荒唐無稽な理由でもそこは設定という仁義を切るべきだよね，妄想というワイルドカードを切るべきじゃないよねと訴えたい．

どう見ても通らない設定（授乳でパワーアップ，パンツでないから恥ではない，このゲームの登場人物はみーんな18歳以上，等）を信じていると演じることが重要なんだよ．明示的に茶番を演じることで生まれる共犯者意識と選民思想が，クソ視聴者とボンクラ作品，もしくはゴミ視聴者とクズ視聴者（以上4つともたぶん褒め言葉）の絆を仮想的に強めるんだよ．むしろ強まりすぎて愛とか生まれちゃうんだよ．だからPARANOIAがあんなにネタになるんだよ．疑いようもなく！
コミュニティでコンテンツを売るのならそれはむしろ歓迎されるべきアプローチではないのか．……そのコミュニティが金を落とすかは別としても．