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Twitterで書くと早口すぎて気持ち悪くなるとき用

サマーウォーズ

れーじ君(id:le-ji)が上京してきたので,一緒に話題のアニメ映画「サマーウォーズ」を観てきた.

感想だけどネタバレの可能性があるので注意.


盛り上げ方がすごくうまかった.予想がついてなお,こみ上げてくるものがあった.大変にすばらしい.友情とか絆とか,わかっちゃいるけど泣けるんだ.様式美の極みともいうべき展開で,やっぱり半端ない出来なんだなと思う.
基本的に「どなた様にもおすすめいたします」系の素敵なファミリーアニメだった.

しかし,設定がクソだった.ハードSFじゃないのだから設定が完全に合理的である必要はない.とはいえ,ここまでひどいとどっちらけであり,物語への没入の妨げになる.

なんというか,物語のキーとなるコンピュータシステム「Oz」の設定が非常にアレである.絶対に近い強度を持つ暗号があったところで,人命に関わるようなシステムを汎用のそれにどっぷり繋ぐような馬鹿はいない.ましてやその絶対に近い強度を持つ暗号が人間に解けるとかあまりにもずさんすぎるでしょう?
結局,コンピュータシステムってのは,「作った技術者は無思慮で無能,スーパーハカーに掌握されて世界が危ない!」という俗流の理解から逃れられないのだろうか.そういう偏見というか情報技術フォビアを再生産しないでくれよマジで.

あと,田舎の生活に戸惑っていた主人公がいきなり「でも,楽しかったです」って言い出したところもしらけた.田舎をエンジョイしてる描写が少なすぎて脚本家に言わされてるようにしか見えない.ちょっと盛り上がってきたところで感情移入のラインをぶっつり断たれた感があった.

総合的には良いアニメだったんだけど,細かいところに気を使ってない感じがあった.大雑把というかなんというか.

余談:
こいこい対決のシーンって,この時期どうしても咲-saki-を連想する.後ろの席の人も上映後に「なんか咲みたいだったねー」って言っててワラタ.