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戦う司書と絶望の魔王

戦う司書と絶望の魔王 BOOK9 (集英社スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と絶望の魔王 BOOK9 (集英社スーパーダッシュ文庫)

いつの間にやら新刊が出ていたので購入.前の話からだいぶ間が開いた.前の巻までの話をほとんど忘れていて,「そういえばそんな話だったっけ」と思い出しつつ読んだ.

ネタバレがあるので以下折りたたみ.

ある超人が世界を滅ぼすと決意するに至った経緯を描く巻だった.それ自体はデビルマーンであり,ありふれたお話でもある.両者が世界を滅ぼす能力を持つに至るって点を除き,典型的な「世界を壊す恋」のパターンでもある.
ただ,ここに来て一巻のコリオが再登場したのには驚いた.正直なところ,戦う司書シリーズは「本」の存在する世界で,あるタイムラインに沿って展開される群像劇だと思っていた.だから,一巻はそれ自体とんでもなく完成度の高いお話ではあったのだけど,シリーズ内での位置づけとしてはイントロダクション程度にしか思っていなかった.少なくとも,あの段階でコリオの存在が後々意味を持つだなんて思いもしなかった.
確かに,「本」というギミックで死者を限定的に蘇生させられるわけだから,死んで退場したからといって,物語から退場するわけではない.それは何度も提示されてきた事実ではあったのだが,こうも鮮やかに決められてしまうと感嘆するほかない.
オーバーロードじみた存在も出てきたし,ラストに向かって大加速といったところ.次巻が今から楽しみだ.

あと,これもアニメ化するけど,うまくいくのかね…….